コネクターの規格統一へ

パソコンと周辺機器やスマートフォンなどをコード接続するコネクター。
この一見地味なコネクターにちょっと大きな変化が起こっている。
「タイプC」に切り替え進む
コネクターは、パソコンなどの機器と周辺機器などをコードで接続する際の端子の事。

上は旧来型のパソコンの側面で様々なポートが並ぶ。
左から電源・映像出力用VGI端子、映像も音声出力できるHDMI端子。さらにスマホ
とパソコン間のデーター転送やスマホ充電などに使う「USBタイプA」端子がある。
従来用途によって、色々な企画のコネクターが必要だった。
下はアップルのノートパソコン「MacBook Pro」(2017年モデル)の左側面だが、
「USBタイプC」という規格のポートしか見えない。
このパソコンの外部接続用の口は、イヤフォンジャック以外は
すべてタイプCに統一されていく流のことだ。

パソコンと他の電子機器とを接続する場合大きく三つの目的がある
データー転送  パソコンとスマホをUSBケーブルでつないで、スマホの写真をパソコンに取り込む
電力の供給   パソコンが電源コードから電力を得る。逆にパソコンからスマホに供給する。
映像・音声出力 パソコンと外部モニターでを結んで、大型モニターで映画を見るなど。

これまでの「USBタイプA」という一般的なパソコン用コネクターは、特別なアダプターを使わなくては、
①データーの転送②スマホ程度の小規模な給電しか出来なかった。
2014年に登場した「タイプC」は三つの目的とも対応可能だ。
パソコンからスマホの給電だけでなくコンセントへの供給もできる。

PCもスマホも
アップル・ジャパンによるとMacBookでは15年3月発売のモデルから
MacBook Proでは16年10月からタイプCを導入した。
またレイボは18年2月に発売したパソコン「シンクパッド」の電源にタイプCを導入した。
ただし、タイプCでの給電は100ワットが限度。
レイボが9月11日に発表パソコン「シンクパッドX1エクストリーム」は135ワットが必要な為
タイプCポートとは別に電源端子を設けた。
一方で、パソコンだけでなくスマホもタイプCに統一されていく可能性が高い。
現在の大半のアンドロイド端末では、充電やデーター転送用には「USBマイクロB」規格を採用している。
しかしシャープは17年7月発売の「アクオス R」からタイプCに切り替えた。
サムスン電子もすでに「ギャラクシー」にタイプCを導入している。
将来的には、パソコンもスマホも周辺機器も全部、タイプCに統一される可能性が高い。
(読売新聞より抜粋)

suzu

 

 

 

 

 

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